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日陰者でいさせてくれ——メタバース界隈でのスタンダード争いで思うこと

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「俺たちは日陰者じゃない」
これはJMoFの某元代表がよく言っていた言葉で、今でもJMoFスタッフ内でよく聞く言葉だ。
それに対してぼくは
「いや、日陰者でいさせてくれよ」
と言い続けているものだ。

どちらが正しいケモノ界隈のあるべき形、というわけではなく、個人のスタンスの問題である。
この2つのスタンスは前者の方が活発である。それはスタンスの性質上、前者の声が大きくなりがちだというのがあると思っている。
まあそんなことを常日頃考えているところに、最近メタバース界隈に現れたのがこんな記事だ。

ぼくがnoteが嫌いという話はさておき、要約するとこんな感じだ(主観入ってるので気になる人は原典を読みましょう)。

  • 現在の主流は「メタバースではNFT論者」と「メタバースではバ美肉お砂糖」のスタンダード争い
  • 基本的にそれぞれの論者の発言はポジショントークばかりで、そこにVRChatネイティブ民の民意は反映されていない
  • インフルエンサーではない下々の民よ、声を上げよう

さてここには多少誤解が混じっていて、それを批評した記事も紹介しておく。

こちらも要約しておく。

  • 論者たちの発言にネイティブ民の民意が反映されてないかどうかはさておき、ネイティブ民の利益になっていないことはない
  • 彼らのおかげでネイティブ民の存在が政府まで届いているという事実もある
  • ネイティブ民の存在はきちんと認知されている。しかしその立場は常に弱いままである(常に法規制などにより立場が脅かされているとまで言っていい)
  • 現実は理想論だけでは成り立っておらず、きちんと発言をすることこそが社会においては必要である

この辺の記事を読んで、まあそうだよなと思いつつ、ケモノ界隈でも近しい展開になりかねないなって思ったわけです。
それぞれが、それぞれの立場でケモノ界隈はこうあるべきと声を上げて、
そのスタンダード争いが起こりつつあるという部分と、
目立つ人たちと目立たない人たちがいる部分と。

いや、メタバースの現状は「メタバースに愛がない人たちが勝手にいろいろ言っているんだ」と思う人がいるかもしれません。
ですが、ぼくはそれは違うと思っています。
その人たちが興味を持っている部分がネイティブ民とは違う部分なだけで、それもまたメタバースの一面なんじゃないかなと。

ケモノについてだって、今メジャーになってる考え方以外で注目を受けることが今後あるかもしれません。
アメリカで性的な一面ばかりメディアに取り上げられた時代があったように。

ぼくはケモノが好きな人たちと繋がれれば十分で、ふにゃふにゃと過ごしたいだけなのですが、そうもいかないのかもしれませんね。
外部への露出も増えてる気がするし。
文化は時代とともに変わっていくものなので。

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