振り返り企画、音楽編です。
持っているCDを改めて鑑賞して、簡単にレビューしていきます。
ぼくにとって大事な要素2つめは、音楽。
ダウンロードやストリーミングで聴くこともありますが、CDを買うのも大好きです。
家でCDを再生するときはイヤホン・ヘッドホンではなくスピーカーで聴くのもちょっとしたこだわり。
少しでもこんな音楽があるんだと知ってもらえればうれしいです。
「Loveless」
アーティスト:My Bloody Valentine
発売:1991
たまにはエレクトロニカ以外の作品も紹介します。
この作品はシューゲイザーと呼ばれるロックの一ジャンルに属しており、エフェクターを多用して歪ませたギターサウンド、耽美的なボーカルが特徴的です。
シューゲイザーはMy Bloody Valentineにより始まり、このアルバムにて頂点に達したとも言われるほどで、シューゲイザーを語る上ではこの作品は外せません。
エレクトロニカとも相性がよい、環境音楽ともよばれるアンビエントというジャンルがあります。
そのジャンルの創始者であるブライアンイーノはこのアルバムをさして、「これはアンビエントだ」と言ったとされています。
ギターサウンドで周囲を包み込む音楽ジャンルであるシューゲイザーは、空間を作る音楽であるアンビエントやエレクトロニカと非常によく似たジャンルだといえると思います。
ぜひともヘッドホンで大音量で聴いてMy Bloody Valentineの作る世界に飲み込まれてみてください。
Track. 4 “To here knows when”は中でも世界観への没入度が高い曲です。
不安定な音程、不明瞭なボーカル、すべてが不安定なまま流れていきます。
不安定ながらも心地よいそのサウンドは本当に美しいです。
Track. 11 “Soon”はMy Bloddy Valentineの代表曲です。
Track. 4とは違い、今度は明るい曲調で、疾走感がある曲です。
ただ、疾走感とは言っても、シューゲイザーらしくふわふわと浮遊感をもちながら前進していく感じです。
最後のリフレインがどこか寂しさを感じさせ、このアルバムのラストにふさわしい一曲と言えるでしょう。