主催初心者講座 雑文

裏側本の裏側のこと

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「ケモノイベントの裏側本~ケモノイベント主催初心者講座~」という本を作りました。ありがたいことに、販売サイトの記録によると、既に多くの方の手に取っていただけているようです。直接感想も数件いただいており、感謝の気持ちでいっぱいです。

さて、せっかくWebサイトまで作ってあるので、この「裏側本」を作ったときに考えていたことを個人的なメモとして、あるいは誰かのためにまとめておこうと思います。題して裏側本の裏側。表側ではないです。

本を作った目的

JMoF 2020で「ケモノイベント主催初心者講座」という公募企画をやって、それなりの反響がありました。それで終わりにしてもよかったのだけど、この情報が欲しかったけど、JMoFには行かなかったという人が一定数いるはずという考えから、じゃ本を出そう、という発想になりました。

言ってしまえばそれだけなんだけど、ぼく自身が以前からずっと本を作りたいと思ってきたという裏の理由もあります。本でいうと編集、アートでいうとキュレーション、映画でいうと監督。ものごとを整理して紹介することにロマンを感じてました。なので今回がいい機会だったわけです。

イベント準備タイムフロー

タイムフロー形式でやることを紹介する、というのはJMoFでの公募企画の段階であったアイデアだったので、すぐ構図が決まりました。あとは執筆者に書いてもらうだけだったので、詳しいことは書いた人たちに聞いてみましょう。

トーク企画(鼎談・座談会)

実はこの本はもっと薄くなるはずでした。それが初回の編集会議で、それだと公募企画に来てくれた人たちにとって、話で聞いたのと同じ情報だけになってしまうという話になりました。そこで2~4ページのコラムでも入れようかと、そこでJMoF代表との座談会のアイデアが出ました。結果として10ページになったんですが!

その座談会の準備の最中に、海外コンについて1ページくらいで、コラムをまんぐかMayに書いてもらおうというアイデアが浮かびました。1ページですって。結局鼎談形式にして8ページ分の会話をしました。

編集について

本の編集は初めてです!今回のためにDTPソフトのAdobe InDesignを購入しました。

まずそもそもトーク企画の時間とページ数の計算を怠った結果、毎日ページ数が増えていくという怪奇現象が起こりました。その結果は頒布価格に反映されています。ごめんなさい。

ページ数が増えた理由に、「トークにほとんど手を入れない」という編集方針があります。ちょっと読みづらい部分はあるけども、トークのライブ感が少しでも伝わればいいなと思います。それに、本筋とは関係ない文脈から引き出された言葉からも、いろんなことを読み取れるかと思います。その内容は人それぞれ。読む人の数だけ、違うメッセージを受け取ることができるように作りました。

ランピィについて

トーク企画ではランピィが進行として参加しています。なぜかというと、そうしたかったから。ネガティブな理由がなければ、周りがそれを許すのであれば、自由な表現ができる。それが同人の世界であり、ケモノの世界だとぼくは信じています。

今後の活動について

裏側本を手に取っていただいた方には告知済みですが、今後も何かしらの本を作りたいと思ってます。よかったら今後も応援ください!裏側本の感想もお待ちしてます。

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